《マクロ経済》なぜリスク回避で円は買われるのか?その要因の1つは世界No1の対外純資産保有国

マクロ経済学

対外純資産

対外純資産とは

日本の政府や企業、個人が外国に保有する資産から負債を差し引いたもの。資産は政府の外貨準備高、銀行の対外融資、企業の対外投資といった額を合計。負債としては海外勢の対日投資などがあります。純資産が大きくなると、国として海外で稼ぐ力を示す代表的な指標である経常収支の改善につながります。

引用:「三井住友DSアセットマネジメント」

わかりやすい用語集 解説[対外純資産]

まとめると、日本人が保有する海外の純資産のことを指します。対日投資という用語は以下の意味です。

海外企業が日本で工場や子会社をつくったり、日本企業を買収したりする投資

引用:「コトバンク」

https://kotobank.jp/word/対日直接投資-1817528

なので純資産がプラスならば上の文章にある通り、海外で稼ぐ力があるという意味にもなります。

日本は世界一の対外純資産保有国

驚きかもしれませんが、日本は世界No1の対外純資産保有国です。2018年ではおよそ340兆円程の対外純資産を保有しています。

対外純資産を持つ投資家の思惑

リスク分散

日本の投資家はリスク分散を目的に外貨を保有しています。我々のような一般の人々は日本円を貯金するのが普通の考えかもしれませんが、実は結構リスクのある運用方法です。というのも日本円の価値はずっと一定ではない可能性の方が高いからです。今後円の価値は上がるかもしれないし、下がるかもしれない。金融の世界に絶対はありませんから、万が一に備え、投資家達は日本円だけじゃなくてドルとかポンドとかまたは中国元といったような様々な会社に投資をしてリスク分散をしようします。例えばアメリカの経済が一時的に不安定になってドルの価値が下がったとします。日本の投資家たちはドルを売って日本円を買って、損切りといったような形で自分の資産が減るのを防ごうとします。このように海外に保有している資産を払ってその払ったお金で日本円を買うことを専門用語でリパトリエーションといいます。

リスク円買いの背景

価格変動がもっとも少ないのが日本円だから

投資家がリスク回避で外貨を購入する時になぜ日本円が選べれるのかというと、日本円は現在世界の中で一番安定してる外貨として認識されているからです。その大きな要因として、日本は世界No1の対外純資産保有国だからです。

外貨の価値が変動する要因

外貨の価値、すなわち価格が落ちるのは市場の売りの勢いが強まるからです。投資家目線で「あの国大丈夫か?破綻しないか?」という状態になった時に売りが強まり価格が下落します。その点日本は世界No1の対外純資産保有国ですから、お金には困りません。いざとなったら対外純資産を全て円に換金すれば良いのですから。よってしばらくの間は安定している外貨と海外の投資家達に判断をされているのです。

番外:経済学を学ぶのに超おすすめの本

自分は経済学部出身ではないので、独学で参考書を読んで経済学を趣味で学んでいます。参考書は一橋大学に通う友人から絶対読むべきと言われものを読んでいるのですが、せっかくなのでそれらを紹介します。

スタンフォード大学で一番人気の経済学入門

文章もそんなに難しくなく、非常に読みやすかったです。なので初学者にはおすすめです。

現代日本経済

この本は学校の教科書のようなきっちりとした文章で書かれているので多少読みずらいと思いますが、戦後日本がどのように経済を発達させてきたかという部分を数値と一緒に学ぶことができる一冊です。

筆者
筆者

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